月不見の池
エリア
地すべり・棚田・石仏めぐり
月不見の池は、巨大な地すべり地の末端部にあたります。地すべり最上部は、見滝大滝の断崖(滑落崖)で、約300万年前の火山噴出物からできています。火山噴出物は、フォッサマグナの海底にたまった固結が弱い泥岩層の上に乗っており、山地の隆起に伴って地すべりが発生しました。高谷根の背後の山は、大滝の山が割れて滑ってきた大きな移動地塊です。さらに下には、移動地塊が壊れて移動した巨礫集積地があります。巨礫の大きさは、数メートルから数十メートルにおよび、それらが幾重にも積み重なる奇妙な景観をつくりだしています。
月不見の池や細池は、地すべり地の地下を流れ下った巨礫集積地の湧水です。山々が割れて移動してできた間には、みごとな水田が広がり、末端部の湧水を利用して山葵が栽培されています。巨礫集積地の八十八ヶ所では、奇岩の間を通り抜けながら、88体の石仏めぐりができます。
ここ月不見の池では、フォッサマグナの地すべりが、湧水・農業・信仰などの農村生活に深い影響を与えています。
3月不見の池
地すべりのくぼ地にわき水がたまったもので、池の水位は季節によって上下します。この付近のわき水は、非常にきれいなので、住民の飲み水にも使われるほどです。池のまわりには巨大な岩が立ち、日本庭園のようですが、地すべりが作った風景です。また、藤の名所としても有名です。
5不動山城址
標高447.5mの不動山に、中世・戦国時代にあった山城の跡です。山頂の本丸跡からは、早川谷全体の大パノラマが楽しめます。
6棚田
谷根広田の棚田
高谷根、谷根、見滝付近では、地すべりによってできたゆるやかな斜面に、たくさんの棚田が作られています。人々は、地すべりの斜面やわき水、池などの自然をたくみに利用して生活しているのです。
藤の花
月不見の池に近い、新町・新道地区では、毎年5月1日から「藤まつり」が開かれ、軒先には大きな藤の鉢が並べられ、すばらしい『藤街道』になります。
ひとくち情報
情報なし
【月不見の池・つきみずのいけ】
◇かつて水面に写る月が見えないほど池のまわりに藤の花が生い茂っていたことから、この呼び名がついたといわれています。池の水位は季節によって変わります。
◇藤の花の見ごろは、5月中旬ごろです。
開花状況は「花めぐり」をご覧ください。
【越後八十八ヶ所】
◇自然に積み上げられた複雑な巨岩の間を通り抜けながら88体の石仏をめぐることができます。
江戸時代の僧・玉瑞和尚が霊場を設け、越後八十八ケ所巡りをつくりました。
◇入山料 200円
軽登山の装備で入山できます。
※段差があります。また、苔等で足元が滑りやすいので、十分ご注意ください。
※不安定な石や岩は危険です。登ったり、近づいたりしないようにしてください。