大切な動植物を守り、
伝えよう!
Protect and Share Our Precious Wildlife
【ユネスコ世界ジオパークの責任】
ジオパークの倫理規定には、ジオパークは、地形・地質遺産と関連づけられる自然・文化・無形遺産とその生物多様性の保護、保全および宣伝普及を行うことが求められています。
糸魚川ジオパークは、日本列島のような島弧(列状にできた島々)の成立が、フォッサマグナや糸魚川-静岡構造線、ヒスイなどによって分かりやすく示される地域です。また、このような大地の動きに影響を受けた特徴的な自然や動植物についても、世界的に高い評価を受けています。
私たちは、この大切な「ふるさとの宝物」を守り未来へ伝えるとともに、人と大地(地球)のかかわりについて考え続けていかなければなりません。
みんなで乱獲を
防ぎましょう
近ごろ、マニア等によってジオパークエリア内の動植物が乱獲されています。特に販売を目的とする人たちは、根こそぎ採ってインターネットオークション等に出品しているようです。
糸魚川ジオパーク協議会や行政等の力だけでは、貴重な動植物を絶滅の危機から救うことはできません。糸魚川を訪れる皆さん、そして地域住民の皆さんなど一人ひとりから「糸魚川の自然を守る」という意識を強くもっていただくことが乱獲の防止につながります。
糸魚川ジオパークでは、動植物の生息・生育や岩石鉱物等の状態が、人の影響によって存続に支障をきたす事態が生じていると推定されます。このため、次のいずれかに当たるものをリストに選定しました。
- 動植物の個体数や地質岩石鉱物が極めて希少、または大幅に減少しつつあるもの
- 糸魚川ジオパークの主要な生息地や産地等が消滅しつつあるもの
- 糸魚川ジオパークの動植物の生息地等の生息・生育環境及び地質岩石鉱物の産地や景観が明らかに悪化または劣化しつつあるもの
- 商品価値(希少価値)が高いことなどにより、捕獲や採取の対象になりやすいもの
※ リストは随時更新します。
※ リストにない動植物を確認された場合は、下記事務局へ情報提供をお願いします。
117種類
6種類
2種類
57種類
チョウ類、トンボ類、甲虫類、
その他
陸産貝類
16種類
6種類
「広報いといがわ」で、ムラヤママイマイなど国内希少野生動物種の保護をPRしました。
糸魚川市では、地元の「田海ヶ池トンボを守る会」や学識経験者と協働し、2011(平成23)年から田海ヶ池の自然環境を守る活動を行っています。
糸魚川ジオパーク協議会は、自然資源保護の観点から市と連携し、令和2年9月から10月にかけて、外来種の駆除を実施しました。
その結果、在来種17種220匹を保護し、外来種8種428匹を駆除しました。
※詳細は、報告書をご覧ください。