糸静線と塩の道
(南部)
エリア
巨大断層に沿う塩の道
塩の道沿線には、杉之当の大スギ、白池、塩の道資料館などがあり、歩いた後には塩の道温泉で疲れを癒せます。日本列島を二分する糸魚川-静岡構造線は、フォッサマグナの西縁の大断層です。断層はほぼ姫川に沿い、根小屋-北小谷間は、姫川東の山間部を通過します。断層に沿って地すべりや地形的凹地が生じた結果、断層に沿ってなだらかな地形断面が描けます。これらの低地を結んで、塩の道(国指定遺跡)ができ、越後からは海産物が、信州からはタバコや穀類が往来しました。道に沿い、ウトウと呼ばれる切り通し・道標・茶屋跡などがあり、雑木林の中にかっての交易路の遺跡を見学できます。白池は、断層上にできた池であり、雪解け水が豊富な頃、池の水が白く濁るのでその名がついたと言われます(流紋岩起源の粘土が地下にあります)。池にはハッチョウトンボ、ルリイトトンボなど絶滅危惧種を含む珍しいトンボがすみます。塩の道資料館では、ボッカが使った運搬道具(国指定有形民俗文化財)が展示され、往時のボッカたちの息遣いが聞こえてくるようです。
3戸倉山
戸倉山登山口
戸倉山の標高は975.5mであまり高くありませんが、頂上は雨飾山から佐渡島、能登半島までも見渡すことができる、すばらしい眺望です。
山中は、ブナ林の中で自然を感じながらゆっくりと楽しむことができる、初心者向けの登山コースになっています。
駐車場から頂上まではたった90分でたどり着きますので、とても気軽に登れる山として人気あります。
根知山寺の延年
おててこ舞
県内唯一の延年芸能で、毎年9月1日に神社の祭礼に奉納されます。舞の由来や起源は定かではありませんが、京都の流れをくみ、400年~500年前には伝わったとされており、国指定の民俗文化財に指定されています。
ひとくち情報
情報なし
【塩の道(南部)】
◇上杉謙信から武田信玄への「義塩の故事」が残る古道。山口地区から白池までの約2.7キロメートルが国の史跡に指定されています。
【シーサイドバレースキー場】
2023-2024シーズンのスキー営業は3月20日(水)をもって終了しました。
◇日本百名山・雨飾山と日本海を眺めながら楽しめるダウンヒルのスキー場
◇塩の道温泉(ホワイトクリフ内)
非常になめらかな泉質で、お肌がつるつる、スベスベになる「美人になれる温泉」として親しまれています。
問合先:シーサイドバレースキー場
新潟県糸魚川市大字山口151-1 ☎025-558-2244
【塩の道資料館】
◇ボッカや牛方など荷物を運んだ人たちが使った道具等を展示しています。
開館日:令和6年4月5日(金)~11月末までの金・土・日曜日、祝日 午前9時~午後4時 ※冬期は休業します。
入館料:中学生以上500円、小学生100円、未就学児無料
問合先:塩の道資料館☎025-558-2202
【雨飾山麓しろ池の森】
◇しろ池の周辺に広がる豊かな自然を守りながら、大自然の中で思いっきり森に親しみ、森と遊び、森をつくる体験が楽しめる森林公園です。
フレンドエリア特典
糸魚川シーサイドバレースキー場
歩荷茶屋
塩の道温泉/ホテルホワイトクリフ