姫川渓谷(大糸線)
エリア
ジオパーク鉄道の旅
大糸線のキハ52に乗車して、水崎の玄武岩のトンネルや姫川沿いの景観を楽しめるエリアです。JR大糸線は、昭和初期に建設工事が始まり、1957(昭和32)年に長野県大町駅-糸魚川駅間が全線開通しました。全国唯一のキハ52系※の気動車1両がワンマン運転を行っています。(※2010年3月のダイヤ改正で全車引退)
姫川渓谷の地質は、中・古生代や新生代からなり、幾多の地殻変動の影響で、断層や節理が発達して脆弱であったため、大糸線の建設では、姫川渓谷の区間が最後の工区として残りました。ロックシェッドやトンネルをくぐり、橋梁をわたりながらのんびり走る大糸線は日本に残るローカル線の原風景を残しています。渓谷一帯では、さまざまなスケールの地すべり・崩壊や砂防堰堤が見られます。渓谷を縫うように走る大糸線は、トンネル・橋梁を駆使し、巧みに危険な区域を避けています。当時の路線を決定した国鉄地質技師の安全への意気込みが伝わってきます。
3頸城大野駅
頸城大野駅は、アルプスの山々を背景に田園風景を走る大糸線の撮影ポイントとして人気があります。
駅の付近には「ウトウ」と呼ばれる塩の道(国指定史跡)の名所があり、歴史を感じながらトレッキングを楽しめます。
キハ52
大糸線の非電化区間では、キハ52形気動車3両が活躍していました。全車が1両のワンマン運転でした。キハ52-115が国鉄標準色(クリーム色と朱色)、キハ52-125が国鉄旧標準色(黄色と青)、キハ52-156が国鉄首都圏色(朱色)と、3両とも塗装が異なりファンの人気を集めました。なお、キハ52は老朽化にともない、2010(平成22年)3月のダイヤ改正で全車がキハ120になりました。
キハ52車両は、現在、糸魚川駅のジオステーション ジオパルで展示されています。
ひとくち情報
◇大雨や強風等によって、施設見学や交通機関(高速道路、鉄道等)に影響が出ることがあります。お出かけ前にご確認ください。
◇フォッサマグナミュージアムへは、路線バス「美山公園・博物館線」をご利用ください。
詳しくは糸魚川バスにお問い合わせください。
TEL025-552-0180
◇大糸線は荒天で運休する場合があります。
運行状況は、JR西日本列車運行情報をご覧いただくか、JR西日本北陸案内センターへお問い合わせください。
TEL 076-251-5655
◇糸魚川駅アルプス口にあるジオパルは、糸魚川ジオパークの情報発信基地です。
観光案内所のほか、かつて大糸線を走ったキハ52車両を活用した待合室、鉄道ジオラマゾーンや、キッズ用のスライダーやボルタリングもあり、子どもから大人まで楽しめます。
◇日本の豪華寝台特急の先駆けとして約四半世紀にわたり大阪ー札幌間を結んだ「トワイライトエクスプレス」の再現車両が見学できます。「A寝台(スイート)」と「食堂車」の一部が忠実に再現されており、材料には糸魚川産の杉材がふんだんに使われています。
公開時間:10:00~15:00
料金:無料
◇開館時間
①ジオパーク観光インフォメーションセンター、キハ52待合室
8:30〜19:00(7〜9月は8:30〜19:30)
②ジオラマ鉄道模型ステーション
【平日】10:00〜18:00(通年)
【土日祝日】9:00〜18:30(7〜9月は9:00〜19:00)
見学無料、ジオラマ鉄道模型操作(運転)料金500円(車両使用料込、1線・30分あたり)※車両持込みの場合200円
休館日:1月1日
問合先:糸魚川市観光協会☎025-555-7344
フレンドエリア特典
姫川温泉/ホテル国富 翠泉閣
フォッサマグナ糸魚川温泉/ホテル国富 アネックス
フォッサマグナ糸魚川温泉/ひすいの湯