マイコミ平
エリア
ドリーネ群と高山植物
マイコミ平は、青海石灰岩からなる黒姫山(1222m)の南部に位置する溶食凹地 (ポリエ)です。一帯には、ドリーネ・ポノール・竪型洞窟などのカルスト地形が発達します。周辺の石灰岩地帯は、1000mほど隆起した結果、特異な深度をもつ数百メートルにおよぶ竪型洞窟ができました。白蓮洞(深度513m、日本一)、千里洞(深度405m、第二位)などがあり、深度第4位までが、マイコミ平にあります。マイコミ平で吸い込まれた水は、約3.5km下流の福来口鍾乳洞で再び吐き出され、田海川となって日本海に注ぎます。マイコミ平から福来口鍾乳洞までは、田海川は伏流し涸れ沢となっています。
多雪地域でもあるので、ドリーネの底には雪が残り、周囲は夏でも冷気につつまれ、氷河期の環境を残しています。ドリーネの底に向かって下がっていくと高山植物が現れるという、逆の現象が起こり、標高2500m級の高山植物の群落が見られます。マイコミ平へは、入山許可が必要です。

ひとくち情報
■林道福来口線
マイコミ平ツアー以外では通行できません。
【マイコミ平ツアー】
マイコミ平ツアーの令和6年シーズンは終了しました。
令和7年のツアーは7月上旬から開催する予定です。
【※注意※】
マイコミ平ツアー以外では見学できません。