種類
石灰岩とは
サンゴ礁に生息する生物が化石となった堆積岩です。方解石・霰石(透明な白色)を主体とします。石灰岩の中からは、サンゴ、フズリナの化石がよく見つかり、三葉虫、アンモナイトの祖先のゴニアタイト、腕足類の化石が見つかることもあります。
石探しのコツ
白くて粉っぽい石です。たまに赤味がかったものもあります。釘でひっかくと傷がつくのが特徴です。乾かすと表面がザラザラしています。
顕微鏡写真
クロスニコル(直交偏光板)でキラキラ光り、オープンニコル(平行偏光板)で白く見える鉱物は方解石です。石灰岩はほとんどこの方解石からできています。丸く見えているのはフズリナの化石です。
年代
3億年前、地球にはパンゲアと呼ばれる超大陸があり、赤道付近には古テチス海と呼ばれる内海がありました。糸魚川の石灰岩は、古テチス海にあったサンゴ礁であると考えられています。