種類
凝灰角礫岩とは
数mm以下の火山灰と角張った岩片からなる岩石。火成岩由来の岩片のみを含むので、礫岩と見分けることができます。火山灰と岩片からなる岩石は火山砕屑岩と総称され、火山灰と岩片の比率により細分されています。火山灰の比率が高い順から、凝灰岩、火山礫凝灰岩、凝灰角礫岩、火山角礫岩に分類され、火山角礫岩は、岩石のほとんどが64mm以上の岩片からなります。
石探しのコツ
灰・赤・緑色の表面の中に、石垣みたいなかけらが入っている石です。乾かすと光沢がなくパサパサしているのが特徴です。
顕微鏡写真
オープンニコル(平行偏光板)で見ると、鮮やかな緑色の部分(基質)と岩片でできていることが分かります。基質の部分は火山灰が固まった部分、岩片の部分が噴火のときに巻き込まれた破片です。基質のほとんどの部分は緑泥石です。クロスニコル(直交偏光板)とオープンニコル(平行偏光板)で白黒に見える岩片は、石英と斜長石からできています。クロスニコル(直交偏光板)とオープンニコル(平行偏光板)で褐色に見える岩片は、角閃石からできています。
年代