見つけた 石の全てがカードで分かる!石のまちコレクション
安山岩メイン画像

種類

安山岩とは

石英(透明な灰色)、斜長石(白色)、黒雲母・角閃石・輝石(黒色)を主体とした火山岩。有色鉱物が少ないと流紋岩、多いと玄武岩に分類されます。

石探しのコツ

灰色や赤色の表面に白や黒い粒が混じっている石です。表面に小さな穴が開いているのが特徴です。キラキラ光って見える粒もあります。乾かすと表面がザラザラしています。

顕微鏡写真

白黒の細かい粒子でできている部分を石基、大きな粒を斑晶と呼びます。火成岩は、マグマが冷え固まる時間が長いほど、結晶が大きく成長することで斑晶の割合が大きくなります。石基は石英と斜長石からできていて、クロスニコル(直交偏光板)とオープンニコル(平行偏光板)で黒く見えています。真ん中に見える大きな斑晶は斜長石です。斜長石には筋状の模様(へき開)が見えます。また、粒の中に似た形の四角形がいくつもあるのが見えます。これは累帯構造と言い結晶が成長したときにできる模様です。クロスニコル(直交偏光板)で鮮やかな色に見える鉱物は輝石です。

顕微鏡写真

年代

1,600万年前、ユーラシア大陸から分裂し始めた日本では海底火山の活動が活発になりました。

年代写真