このヒスイは糸魚川市青海で発見され、フォッサマグナミュージアムに保護された物です。よく見ると、直径一センチ程度の人為的に開けられた穴があり、青いタガネが打ち込まれていることが分かります。
ヒスイは宝石としても利用され、盗掘などの被害に遭うことがあります。ヒスイは、岩石として堅く割れにくい特徴があるため大きなヒスイを割ることは容易ではありません。このヒスイも盗掘者が割ろうとした際に杭が残ってしまったと考えられています。
糸魚川ジオパークとフォッサマグナミュージアムでは、ヒスイ保護を第一に考えています。市民からの通報や職員が調査中に発見したヒスイを保護・保全していくことも大切な任務の一つです。