小滝川ヒスイ峡
エリア
ヒスイのふるさと明星山の
大岩壁
小滝川ヒスイ峡(国天然記念物)は、昭和14年に確認された日本最初のヒスイ産地であり、ヒスイの発見は、考古学・宝石学の分野へ大きな影響を与えました。日本各地の遺跡から出土するヒスイの由来を決定した重要な発見であり、また、糸魚川の「ヒスイのふるさと」のはじまりでもありました。
ヒスイ峡に迫る明星山の大岩壁は、約3億年前のサンゴ礁が変化したもので、サンゴやウミユリなどの多くの化石を含んでいます。天気のよい日には、ロッククライマーたちが、岩壁を登っています。大岩壁の下では、小滝川の清流に洗われたヒスイが観察できます。白い岩壁をキャンバスにした季節ごとの葉の色の変化は、ヒスイ峡の魅力の一つです。
赤禿山の地すべりで生じた高浪の池には、「浪太郎」と呼ばれる巨大魚が住んでいると言われています。池の背後には、大正から第二次大戦後にかけて採掘された小滝炭鉱の鉱山遺跡があります。高浪の池では、釣りや散策、食事を楽しむことができます。
2小滝川ヒスイ峡
姫川の支流・小滝川の明星山に、大岩壁が落ち込んだ河原が天然記念物「小滝川硬玉産地」です。小滝川ヒスイ峡と呼ばれ、ヒスイのふるさと糸魚川を代表するヒスイの産地として、市民や観光客など多くの人に親しまれています。
昭和初期までは、日本の遺跡から見つかるヒスイも外国産だと考えられていましたが、1938(昭和13)年に、日本で初めて小滝川でヒスイが見つかりました。現在では、日本の遺跡から見つかるヒスイは、すべて糸魚川地方から産出したものとされています。
3高浪の池
標高540mにあり、赤禿山の地すべりでできた池です。巨大魚の伝説がある池としても有名です。キャンプ場やグラウンドゴルフ場、食堂、土産物屋、化石の展示室などもあり、どなたでも楽しむことのできるスポットです。
5小滝炭鉱跡
明治時代から1951(昭和26)年まで赤禿山の北東斜面で石炭の採掘が断続的に行われていました。とくに大正時代と第二次世界大戦後の時期に鉱山として栄えました。今も、坑口や選炭所の跡が残っています。
ひとくち情報
【林道入山線】令和6年7月5日に開通しました。瀬野田集落からヒスイ峡展望台まで通行可能となりましたが、落石等にご注意ください。
【ヒーリングガーデンたかなみ(高浪の池)】
2024シーズン キャンプ場ご予約を 3月3日(日) から受け付けています。4月27日(土)に営業開始しました。
◇大自然の中でキャンプやボート、グラウンドゴルフなどのアクティビティが楽しめます。池の周りの遊歩道は1周約15分で歩くことができます。池には4mの巨大魚がいるかも?!
◇レストハウス(食堂)では、手打ちそばや、小滝産のはちみつを使った蜂蜜ブリュレなど、地元食材を使用したランチやカフェを大自然の中で堪能できます♪
※水道設備の不具合により、当分の間食堂の営業は土日祝日のみとなっています。
◇小滝まるごとミュージアムでは、ヒスイなど小滝周辺の岩石等を展示しています。(入館無料)
問合先:株式会社たかなみ ☎025-556-2327
【ヒスイ峡フィッシングパーク】
営業期間:令和6年4月28日(日・祝)~10月27日(日)9:00~16:00(日曜・祝日のみ営業)
◇川の流れを引き込んだ人工の渓流で、初心者でも気軽に渓流釣りの気分が味わえます。
釣り場にはイワナ、ニジマス、ヤマメが泳いでおり、釣りを楽しんだ後には自分で釣った魚をその場で焼いて食べることができます。
◇利用料金:2,000円(竿、えさ、魚の入れ物、魚4匹分含む)5匹目からは1匹につき別途料金がかかります。
問合先:株式会社たかなみ ☎025-556-2327
【小滝川ヒスイ峡】
◇日本随一のヒスイ産地、小滝川の澄んだ河床に硬石原石が点在します。
国の天然記念物「小滝川硬石産地」に指定されています。
※注意/指定範囲内での岩石等の採取は、法律で禁止されています。
※クマやイノシシなどの野生動物、アブ(ウルル)にご注意ください。
※見学の際は河川の急な増水にご注意ください。また、川原の岩は不安定ですので、登ったり、近づいたりしないようにしてください。
フレンドエリア特典
高浪の池 高原交流センター