見つけた 石の全てがカードで分かる!石のまちコレクション
閃緑岩メイン画像

種類

閃緑岩とは

石英(透明な灰色)、斜長石(白色)、黒雲母・角閃石・輝石(黒色)を主体とした深成岩。有色鉱物(黒雲母・角閃石・輝石など)の割合が高く(30%程度)、黒っぽい大きな結晶が多いことが特徴です。有色鉱物が少ないと花崗岩に分類されます。

石探しのコツ

白い粒と黒い粒がまだら状に混じっている石です。花崗岩より少し黒っぽいのが特徴です。全体的に粒が大きくてキラキラ光って見える粒もあります。乾かすと表面がザラザラしています。

顕微鏡写真

クロスニコル(直交偏光板)で白〜灰色に見え、オープンニコル(平行偏光板)で白く見える鉱物が石英・斜長石です。斜長石には筋状の模様(へき開)が見えます。クロスニコル(直交偏光板)とオープンニコル(平行偏光板)で褐色に見える鉱物は黒雲母です。黒雲母の一部には、オープンニコルで緑がかった部分があり、変質作用で緑泥石に変化した部分を示しています。クロスニコル(直交偏光板)で鮮やかな緑色に見え、オープンニコル(平行偏光板)で白く見える鉱物は輝石です。

顕微鏡写真

年代

2億5千万年前、地球にはパンゲアと呼ばれる超大陸があり、現在のユーラシア大陸から南極大陸までがひと繋がりであったと考えられています。

年代写真