
観光情報
【フォッサマグナパーク】※冬季閉鎖中。令和5年の開園は、3月下旬又は4月上旬の予定です。
フォッサマグナの西端を通る「糸魚川-静岡構造線」断層と国内最大級の枕状溶岩(市指定文化財)を間近で見ることができます。
令和3年3月「糸魚川市根知の糸魚川-静岡構造線」が国の天然記念物に指定されました!
・問合先 フォッサマグナミュージアム TEL.025-553-1880
※フォッサマグナパークとは別の場所にあります。カーナビ等でお越しになる際は電話番号で検索しないようご注意ください。
【ねちKOYA(こや)】
フォッサマグナパーク駐車場となりの直売所で、郷土料理の「笹寿司」をはじめ、地元産野菜や工芸品などを販売しています。
・開店日 毎週日曜日(午前8時~午後12時)※冬季は営業していません。
・問合先 根知地区公民館 TEL.025-558-2002
【渡辺酒造「豊醸蔵」】
2018年にオープンした直売所兼酒蔵、JR大糸線根知駅から徒歩12分(850m)
・問合先 TEL.025-558-2006
【塩の道(北部)】
糸魚川と長野県松本地域を結ぶ古道「松本街道」の北部ルート(大野地区から根知地区)です。大野の中山峠から根知入口までの約1.5キロメートルが国の史跡に指定されています。

日本列島を東西に二分する糸魚川-静岡構造線(糸静線)は、フォッサマグナの西縁を境する大断層です。断層はほぼ姫川に沿いますが、根小屋-北小谷間は、姫川東の山間部を通ります。断層に沿って地すべりや地形的凹地が生じた結果、断層に沿ってなだらかな勾配の地形ができました。これらの低地を結んで、塩の道(国史跡)ができました。姫川は、土石流や洪水をたびたび起こす暴れ川であるため、道をつくるのは困難で危険だったからです。
越後からは海産物が、信州からはタバコや穀類が往来しました。道に沿うウトウと呼ばれる切り通しは、道の勾配をゆるく調整するために人工的につくられたものです。道標・茶屋跡などがあり、雑木林の中にかつての交易路の遺跡を見つけることができます。
フォッサマグナパークでは、糸静線の断層露頭や枕状溶岩が見学でき、フォッサマグナの生い立ちについて学習できます。
フォッサマグナパーク(断層露頭)

断層を境に左側は西日本の地質、右側は東日本の地質
フォッサマグナパークは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石(右手)と、西側の約2億7000万年前の岩石(左手)が接しています。
2018(平成30)年8月にリニューアルオープンし、大地の境界をよりダイナミックにわかりやすく見学できるようになりました。
塩の道(松本街道)

塩の道 道標
姫川は暴れ川だったため、渓谷に沿って道をつくるのは危険でした。そのため、山間地の断層に沿うなだらかな地形を結んで道がつくられました。当時の道はよく保存され、道標、石仏、茶屋跡などが残り「風景街道」にも登録されています。
枕状溶岩

枕状溶岩の横断面
枕が積み重なったような模様がある溶岩で、水中で流れだした証拠となります。立体的には、チューブ状の溶岩が何本も重なったものです。枕状溶岩の上に重なる地層から、海にすむ二枚貝の化石が発見されており、当時は海底だったことがわかっています。
フォッサマグナ

フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味です。明治時代に日本に来たドイツの地質学者・ナウマン博士が発見し、命名しました。日本海から太平洋までのびる1~3億年以上前にできた古い岩石の溝に、2000万年前以降にできた新しい地層がたまったものです。
糸静線塩の道(北部)エリアへの行き方
糸静線塩の道(北部)で開催されるイベント
開催日 | イベント名 | 開催場所 |
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5月2日 | 糸魚川・塩の道起点まつり | 糸魚川駅前~根知駅前 |
>>糸魚川市年間イベント一覧
※イベントの詳細は糸魚川市ホームページをご覧下さい。