ヒスイに関係の深いエリア

青海川ヒスイ峡 地下深部の地質現象

エリア地図
概要

 青海川流域には、ヒスイ・高圧型変成岩(結晶片岩)・蛇紋岩・稀産鉱物があり、太古(約5億年~約2億年)のプレート沈み込み帯深部で起こった地質現象を知ることができます。美しいヒスイの色、変成岩のしま模様の変化、青海石・奴奈川石・糸魚川石などの新鉱物の存在は、未知の地下へのロマンをかきたてます。これらの地下深部の岩石や鉱物を間近で観察でき、触れることができます。

 ヒスイ峡は、国天然記念物に指定され保護されていますが、心ない人たちの盗掘にあいました。やむを得ず、穴をうがたれたヒスイ原石は、親不知ピアパークの「翡翠ふるさと館」や「青海自然史博物館」などへ運ばれて保護されました。

 金山谷をさかのぼると、青海石・奴奈川石を含む世界唯一の特殊なアルビタイト(曹長岩)があります。この岩石には、リューコスフェン石、ベニト石、ストロンチウム燐灰石が含まれ、日本ではここ以外では発見されていません。また、青海川からは、上流の金鉱床(橋立金山)から流れてきた砂金を探すことができます。

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結晶片岩 橋立ヒスイ峡 アルビタイト(青海石[おうみせき],奴奈川石[ぬながわせき]) 8.橋立金山エリア 遊歩道

結晶片岩の褶曲模様

新鉱物
青海石(橙)と奴奈川石(黄)

ヒスイ岩塊

青海川ヒスイ峡エリアへの行き方

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