- 日本百名山 雨飾山/雨飾温泉

交通情報
【林道梶山線】通行不可
降雪のため安全施設を取り外しました。
【雨飾山】
◇雨飾山から鋸岳~駒ヶ岳へ縦走するルートは道のりが長く、はしごやロープで登るところもあり、上級者向けの登山道です。急な天候の変化にご注意ください。
観光情報
【雨飾温泉】※今期の営業は11月12日に終了しました。
◇源泉かけ流しの温泉が湧き出て登山者の身体を癒してくれます。
TEL 090-9016-3212(衛星電話)
◇2022シーズンの雨飾山・戸倉山登山タクシーの運行は終了しました。


概要
日本は、プレート収束域にできた山岳国であり、そこに住む日本人は登山を好む国民でもあります。登山ブームをささえている要因の一つは日本百名山(深田久也著)です。雨飾山は、1963mの標高をもつ更新世貫入岩体であり、主にヒン岩から構成され、玄武岩・流紋岩などの小貫入岩を伴う複合岩体です。広いなだらかな背の上に、特徴的な双耳峰をもち、漁船の航海のよい目印になっています。「久恋の山」として紹介される雨飾山は、日本百名山の記述の中で他との違いが際立ち、文章に憧れてやってくる登山者も多いです。雨飾温泉から出発し、頂上でフォッサマグナの大隆起山地を眺望し、振り向くと糸魚川-静岡構造線をはさんで飛騨帯・飛騨外縁帯の後立山連峰がほんの目の前です。静かで素朴な風景を満喫しながら温泉と大隆起山地の眺望を楽しむことができます。
雨飾山

白池からのぞむ雨飾山
雨飾山荘の登山口から、所要時間約4時間で山頂につきます。頂上からは、東に活火山焼山が、西には糸魚川-静岡
構造線をはさんで北アルプスの山々が望めます。また、北には能登半島が腕のように伸び、360度のパノラマが楽しめます。 山頂には、その昔、糸魚川の羅漢上人が、自ら刻んで運んだと伝わる石仏が日本海に向かってたたずみます。
笹平

笹平
雨飾山の山頂直下は、なだらかな尾根がつづくクマザサの草原となっています。雨飾温泉からの急な登山道もここまでです。高山植物や山並みの眺望を楽しみながらしばらく歩き、最後の登りで頂上となります。