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【月不見の池・つきみずのいけ】◇かつて水面に写る月が見えないほど池のまわりに藤の花が生い茂っていたことから、この呼び名がついたといわれています。池の水位は季節によって変わります。
◇藤の花の見ごろは、5月中旬ごろです。
開花状況は「花めぐり」をご覧ください。
【越後八十八ヶ所】
◇自然に積み上げられた複雑な巨岩の間を通り抜けながら88体の石仏をめぐることができます。
江戸時代の僧・玉瑞和尚が霊場を設け、越後八十八ケ所巡りをつくりました。
◇入山料 200円
軽登山の装備で入山できます。
※段差があります。また、苔等で足元が滑りやすいので、十分ご注意ください。
※不安定な石や岩は危険です。登ったり、近づいたりしないようにしてください。

月不見の池は、巨大な地すべり地の末端部にあたります。地すべり最上部は、見滝大滝の断崖(滑落崖)で、約300万年前の火山噴出物からできています。火山噴出物は、フォッサマグナの海底にたまった固結が弱い泥岩層の上に乗っており、山地の隆起に伴って地すべりが発生しました。高谷根の背後の山は、大滝の山が割れて滑ってきた大きな移動地塊です。さらに下には、移動地塊が壊れて移動した巨礫集積地があります。巨礫の大きさは、数メートルから数十メートルにおよび、それらが幾重にも積み重なる奇妙な景観をつくりだしています。
月不見の池や細池は、地すべり地の地下を流れ下った巨礫集積地の湧水です。山々が割れて移動してできた間には、みごとな水田が広がり、末端部の湧水を利用して山葵が栽培されています。巨礫集積地の八十八ヶ所では、奇岩の間を通り抜けながら、88体の石仏めぐりができます。
ここ月不見の池では、フォッサマグナの地すべりが、湧水・農業・信仰などの農村生活に深い影響を与えています。
八十八ヶ所

八十八ヶ所の名所「地獄谷」
地すべりが運んできた巨大な岩石が集まっているところで、石仏めぐりができるスポットです。迷路のような岩と岩のすき間や割れ目を通りながら、四国八十八ヶ所のような88体の石仏めぐりを楽しむことができます。
山口家住宅

山口家住宅
1779(安永8)年に建てられた庄屋さんの家で、もともとは茅葺でした(現在は鉄板)。雪国の民家なので丈夫に作られており、床の高さも90cmあります。現在も山口さんのご家族が生活しており、建物内は一般公開されていません。
月不見の池
地すべりのくぼ地にわき水がたまったもので、池の水位は季節によって上下します。この付近のわき水は、非常にきれいなので、住民の飲み水にも使われるほどです。池のまわりには巨大な岩が立ち、日本庭園のようですが、地すべりが作った風景です。また、藤の名所としても有名です。

月不見の池
棚田

谷根広田の棚田
高谷根、谷根、見滝付近では、地すべりによってできたゆるやかな斜面に、たくさんの棚田が作られています。人々は、地すべりの斜面やわき水、池などの自然をたくみに利用して生活しているのです。
月不見の池エリアへの行き方
月不見の池で開催されるイベント
開催日 | イベント名 | 開催場所 |
---|---|---|
4月第3日曜 | 早川・日光寺のけんか祭り | 白山神社・日光寺 |
5月上旬~下旬 | 藤まつり | 新町地区 |
7月中旬 | 早川花火大会 | 新町・新道地区 |
>>糸魚川市年間イベント一覧
※イベントの詳細は糸魚川市ホームページをご覧下さい。