ヒスイに関係の深いエリア

糸魚川海岸 消えた砂丘とヒスイ海岸

概要

 ヒスイ海岸の愛称で親しまれている海岸で、ヒスイを探して散歩している人も多い。糸魚川海岸には小規模ながら、海岸線に沿い砂丘列が発達しており、40年ほど前までは、なだらかな砂浜が海岸線まで長く続いていました。現在では海岸線の侵食が進み、消波ブロックが投入されています。国道8号バイパスができ、砂丘上に残るわずかな船小屋が往時の砂丘の原風景をしのばせています。砂丘の侵食は、姫川流域の砂防ダムの建設による土砂量の減少等が原因と考えられます。また、国道8号バイパスの縁が護岸として利用され、結果的に海岸侵食を防ぐ効果がありました。このように、必要な砂防施設の建設が海岸侵食を招いた様子、結果的に国道8号バイパスが海岸侵食を防ぐ大きな役割を果たしていることがここで見学できます。砂利海岸になった今では、ヒスイやきれいな石が探せる格好の海岸になりました。

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糸魚川海岸 日本海展望台 相馬御風宅 谷村美術館・玉翠園 歴史民俗資料館 天津神社 奴奈川姫の像 かねこつつじ園

1.糸魚川海岸いといがわかいがん

 ヒスイ海岸の愛称で親しまれている海岸で、ヒスイを探しながら散歩している方もいます。昭和30年代までは、なだらかな砂浜が海岸線まで長く続いていました。現在ではわずかに残るのみですが、夏には海水浴客でにぎわいます。

海水浴
海水浴
ヒスイ探し
ヒスイ探し

2.日本海展望台にほんかいてんぼうだい

展望台からの夕日
展望台からの夕日

夕日をイメージした展望台からは、日本海を一望できます。水平線の向こうは左に能登、右には佐渡。振り返ると糸魚川ジオパークの急峻な山並みが現れ、遠く北アルプスの山々を望むこともできます。

3.相馬御風宅そうまぎょふうたく  5.歴史民俗資料館れきしみんぞくしりょうかん(相馬御風記念館)

 相馬御風は、早稲田大学校歌、童謡「春よ来い」などの作詞で知られています。また良寛研究に力を尽くしました。御風の邸宅は公開され、6月~10月の第1水曜日に糸魚川地域に古くから伝わる「バタバタ茶」の振る舞い茶会が開かれます。また、糸魚川歴史民俗資料館には御風の資料や収集品が展示されています。

新潟県史跡 相馬御風宅
新潟県史跡 相馬御風宅
糸魚川歴史民俗資料館
糸魚川歴史民俗資料館

4.谷村美術館・玉翠園たにむらびじゅつかん・ぎょくすいえん

谷村美術館
谷村美術館

 「砂漠の中の遺跡」を想わせる谷村美術館。洞窟のような部屋には自然の光と人工照明が光と影を織りなし、仏像を見るものをも優しく包む空間となっています。玉翠園は、山間から流れる二本の川、遠くの山並みを借景し、庭園の築山と結びつけ、広大で閑静、風流な趣を見せてくれる観賞式庭園です。

6.天津神社あまつじんじゃ

 この神社は通称「一の宮」と呼ばれています。地元の神である奴奈川姫を祀る本殿「奴奈川神社」左に、大和の神である「天津神社」が右に並んでいます。拝殿は昔の神仏習合の名残をとどめた入母屋式の重厚な建物です。天津神社春大祭は「糸魚川けんか祭り」と呼ばれ、毎年4月10,11日に行われます。境内では豊漁豊作を祈り神輿をぶつけ合う豪快な祭りの後、舞楽が奉納されます。

天津神社拝殿
天津神社拝殿
神輿のぶつかりあい
神輿のぶつかりあい
重要無形民俗文化財の舞楽
重要無形民俗文化財の舞楽

奴奈川姫の像ぬながわひめのぞう(海望公園)

奴奈川姫の像

 古事記に登場する奴奈川姫は糸魚川のシンボルです。ヒスイをめぐって、出雲の大国主命と結ばれ、建御名方の命をさずかりました。母子の像は、大国主命をしたって海を向いています。

かねこつつじ園

かねこつつじ園

 約5,500平方メートルの自宅の丘に、3,500株ものつつじが植栽されています。見頃は5月中旬、つつじの咲く脇を通って丘の頂上にのぼると、一面に咲くつつじの向こうに青い日本海を望む、素晴らしい眺望が迎えてくれます。

糸魚川海岸エリアへの行き方

出発地: 目的地:
Mode of Travel:

ルート情報注意事項

糸魚川海岸で開催されるイベント

開催日 イベント名 開催場所
4月 10日・11日 天津神社糸魚川けんか祭り 天津神社
5月中~下旬 月華山つつじ山 かねこつつじ園
7月下旬 糸魚川おまんた祭り、大花火大会 糸魚川駅周辺・姫川港
7月下旬 ひめかわポートフェスティバル 姫川港
10月上旬 糸魚川さかな祭り 糸魚川魚市場

>>糸魚川市年間イベント一覧
※イベントの詳細は糸魚川市ホームページをご覧下さい。